1日の食事回数は、朝食・昼食・夕食の3回が一般的です。
ダイエットをしていると1日の食事を減らしてしまうこともあるのではないでしょうか。
しかし、ダイエットにおいては食事回数は減らすと逆効果になることが多く、食事回数を増やすことで太りにくくなります。
食事回数を増やすと太りそうなものですが、なぜ太りにくくなるのでしょうか。
その理由や食べ方を確認していきましょう。
なぜ食事回数を増やすと太りにくくなるのか
では、なぜ食事回数を増やすことで太りにくくなるのでしょうか。
一度の食事でたくさんの量を食べてしまうと、糖を脂肪に変えるホルモンが大量に分泌され、脂肪を蓄えやすくなってしまいます。
そのため、同じ量を食べるなら1回で食べるより数回に分けて食べる方が糖から脂肪へ変換されるのを抑えることができるため太りにくいのです。
また、空腹状態だと食事をする時に食べ過ぎてしまう、ということがありますが、食事回数を増やして、2、3時間おきに食べるようにすると、空腹を感じる時間が少なくなるため、お腹が空いて食べ過ぎてしまうということがなくなります。
さらに、胃の中に大量の食べ物が入ることがなくなるため、胃酸の過剰な分泌もなくなり、胃を休めることもできます。
注意点
ここで重要なのが、1日のカロリーの総摂取量を増やしてはいけない、ということです。
いつも3食で食べている1回あたりの食事量で回数を増やすだけでは、総摂取カロリーも増え、太る原因になってしまいます。
今まで3食で摂っていたカロリーを、食事回数に分けて摂取しましょう。
例えば1日5食にするとして、1日の摂取カロリーが1500kcalで、それを3食で500kcalずつ食べているなら、5食で300kcalずつ食べるようにするということです。
そうすることで、3食で食べるより太りにくくすることができます。
また、2~3時間おきというように、できるだけ均等の間隔を空けて食事を摂るようにしましょう。
何を食べればいいか
最初は、今までの食事を小分けにして5回に分けて食べる、でいいでしょう。
ダイエット効果を上げたい場合は、食べるものを考えていきましょう。
一般的なダイエットと同じで、必要な栄養素は摂取した上で、できる限りカロリーを控えていきましょう。
同じ食材を食べるにしても、油を使わない調理方法で料理したり、肉を食べたい場合は脂身の少ない部分を使う、などです。
さらに、野菜を中心に食べたり、よく噛んで満腹中枢を刺激することで摂取カロリーを抑えるのも有効です。
なお、他のダイエットでも言えることですが、食べないということはやめましょう。
一時的に体重は減るかもしれませんが、体調を崩したり、代謝が下がって太りやすくなったりしてしまう恐れがあります。
1日5食でダイエット【まとめ】
食事回数を増やすダイエットは、1回ごとの食事量を減らして、脂肪を蓄えにくくするダイエットです。
空腹を感じる時間が少なくなり、栄養バランスやカロリーに気を付ければ、肉や魚など動物性タンパク質を食べても大丈夫なので、ストレスを感じにくいダイエットといえるでしょう。
食事時間を上手く調整して、食べる量を減らすことなくダイエットに挑戦してみましょう。