スポーツドリンクの名前通り、運動時の水分補給にスポーツドリンクを思い浮かべる人も多いでしょう。
水に比べて甘くて飲みやすいため、つい一気に飲んでしまいますが、甘いということは糖分が含まれているということです。
そのため、飲みすぎると太ってしまう原因にもなります。
そうならないために、スポーツドリンクとはどういうものか、またその効果的な飲み方を確認していきましょう。
ダイエット中のスポーツドリンク
ダイエットには、運動をバランスの良い食事が重要です。
そして、運動では有酸素運動が効果的ですが、有酸素運動では汗をかくため水分補給が必要になります。
その水分補給のためにスポーツドリンクを飲む場合、カロリーが低いからと気にせず飲んでいませんでしょうか。
カロリーが低くても糖分は入っているため、飲みやすいからといって飲み過ぎてしまうと、せっかくダイエットをしているのに逆に太ってしまう可能性もあります。
そうならないためにも、スポーツドリンクの成分や飲み方を知っておく必要があります。
スポーツドリンクの種類
スポーツドリンクには、「アイソトニック飲料」と「ハイポトニック飲料」があります。
それぞれ成分や効果が違うため、飲むタイミングや量も違います。
その2種類の違いを確認していきましょう。
アイソトニック飲料
アイソトニックとは、等張液という意味で、アイソトニック飲料とは人間の通常時の体液とほぼ同じ濃度に調整されているスポーツドリンクのことを指します。
体液とほぼ同じ濃度なので、運動前の安静時の状態では早く吸収されます。
糖質が多く含まれるため、運動時のエネルギー源になりやすく、吸収が早いということも合わせて、運動前に飲むのに向いています。
販売されているものだと、アクエリアスやポカリスエットなどがアイソトニック飲料にあたります。
なお、含まれている糖質は全体の6~8%、500mlなら30~40gとなります。
ハイポトニック飲料
ハイポトニックとは、低張液という意味で、ハイポトニック飲料とは人間の通常時の体液よりも濃度が低いスポーツドリンクのことを指します。
糖分やナトリウムの濃度が低いため、運動して汗をかいた状態で吸収されやすいという特徴があります。
そのため、運動中や運動後の栄養補給にに向いているスポーツドリンクといえます。
販売されているものだと、イオンウォーターやスーパーH2Oなどがハイポトニック飲料にあたります。
なお、含まれている糖質は全体の2.5~3%、500mlなら12.5~15gとなります。
スポーツドリンクを飲むタイミング
スポーツドリンクを飲むのにも、効果的なタイミングとそうでないタイミングがあります。
スポーツドリンクの種類の違いを理解して、正しいタイミングで摂取する必要があります。
間違ったタイミングでの摂取を続けていると、体調不良を起こしたり、運動前や運動中に糖分を摂り過ぎると、インスリンショックというインスリンの過剰分泌を起こしてしまう恐れもあります。
そのため、水分補給のためとはいえ運動前後や運動中にスポーツドリンクを大量に飲むことは避けましょう。
効果的なタイミングは、運動前にはアイソトニック飲料を軽めに飲み、運動を始めてからはハイポトニック飲料をこまめに飲むのがよいでしょう。
スポーツドリンクを飲む量
ダイエット中に、カロリーを考えて炭酸飲料などを控えてスポーツドリンクで水分補給をしていませんか。
水分補給自体は問題ありませんが、カロリーが低いからといって飲み過ぎてはいませんでしょうか。
炭酸飲料や清涼飲料水に比べればカロリーが低いとはいえ、スポーツドリンクにも糖分は含まれています。
そのため、運動前や運動後のエネルギー補給ならともかく、必要以上に飲み過ぎてしまうと太る原因になります。
また、スポーツドリンクの糖分で血糖値が上がり、喉が渇いて更にスポーツドリンクを飲みたくなる、ということもあります。
1日の摂取量としては、運動前の栄養補給にアイソトニック飲料500ml、運動中や運動後の栄養補給にハイポニック飲料なら1000mlを目安にするとよいでしょう。
また、運動をしない日は飲まないか飲んでも500ml程度にしておきましょう。
体格や運動量によって個人差がありますので、足りない場合は摂取量うを増やしてもよいでしょう。
運動の水分補給にスポーツドリンクは太る?【まとめ】
運動時の水分補給やエネルギー補給にスポーツドリンクは効果的ですが、飲み過ぎると糖分の過剰摂取で体調を崩してしまう可能性があります。
カロリーが低く飲みやすいので、運動後の喉が渇いている時などに一気に飲んでしまうこともあるかもしれませんが、摂取量には注意しましょう。
適度な量で飲めば、糖分が運動時のエネルギーになり、運動で消費した塩分を補給もできるので、運動にもダイエットにも効果が高いので、飲み方を意識して適量を摂取しましょう。