「ダイエットを何度繰り返しても痩せない」「一度は体重が落ちたのにすぐに体重が戻ってしまった」、ダイエットをしたことがある人の中にはこんな経験をしたことのある人も多いのではないでしょうか。
ダイエットが失敗するには、それなりの原因があります。
ダイエットを成功させるために、ダイエットに失敗することが多い原因とその対処法を確認していきましょう。
食事制限によるリバウンド
ダイエットに失敗する原因として非常に多いのが、食事制限をし過ぎるということです。
食事を制限すれば、摂取カロリーが減るので体重は落ちます。
しかし、体重が落ちて目標の体重になると食事を制限していた反動で、それまで我慢していたものを食べ過ぎてしまうことがあります。
食事を制限して空腹の状態で炭水化物などの糖質を摂取すると、血糖値が急激に上がります。
そしてインスリンが大量に分泌されてしまい、糖質を脂肪として蓄えようとします。
そのため、ダイエット後に一気に体重が戻ってしまうことがあります。
摂取カロリーを減らして、消費カロリーが摂取カロリーを上回るようにすることは重要ですが、極端に制限してしまうと逆効果になってしまう恐れがあります。
単品ダイエット
ダイエットの方法の一つに、特定の食品だけを食べ続けるダイエットがあります。
リンゴだけ、バナナだけ、ヨーグルトだけなど、様々な方法があり、それぞれ栄養価の高い食品が使われることが多いですが、いくら栄養があるといってもそれだけで人体に必要なすべての栄養が摂れるわけではありません。
栄養バランスが偏ると、体の機能を低下させてしまうため、太りやすい体になってしまいます。
ダイエットには、バランス良く栄養を摂って、体の機能を活性化させることが必要です。
運動不足
ダイエットをして体重は落ちても、なぜか足だけ細くならない、お腹だけ太いまま、ということもあります。
ダイエットをする場合、体重を落としたいということの他に、見栄えが良くなりたい、格好良い体になりたいということが多いのではないでしょうか。
格好良い体になるためには、体重を落とすだけではなく、引き締めるところは引き締める必要があります。
お腹痩せなら腹筋、足を引き締めるならスクワットなど、摂取カロリーを管理するとともにある程度エクササイズやトレーニングも組み合わせるとよいでしょう。
水分不足
水分を摂らないようにすると、水分の量だけ体重は落ちます。
しかし、それは一時的なもので、水分を摂ればすぐに元に戻ってしまいます。
そして水分を十分に取らないと便秘の原因になってしまうこともあります。
ダイエット中でも、水分補給を行い血行を良くして基礎代謝を高めることが重要です。
低体温
通常時の体温が36℃未満だと、一般的に体温が低いとされますが、低体温になると血行が悪くなり、新陳代謝が乱れやすくなるため、代謝も落ちて太りやすく痩せにくい体になってしまいます。
体質面もあるかもしれませんが、低体温はある程度改善することができます。
定期的に運動をする、お風呂にゆっくり浸かる、冷たいものを飲み過ぎない、など自分に合った方法で低体温を改善しましょう。
ストレス
ストレスが溜まると、そのストレスを解消しようとして食欲が増して食べ過ぎてしまうことがあります。
これは、ストレスによって脳の食欲をコントロールする機能が上手く働かなくなるためです。
そのため、ストレスが過剰になると食べられなくなる、あるいは食べ過ぎてしまうという状態になる恐れがあります。
そうならないために、ストレスを溜めない、またはストレスが溜まっても解消できる方法を探しておきましょう。
適正体重・理想体重・美容体重
ダイエットの目標となる体重は人によって違いますが、目安としてどれくらいが理想的な体重かご説明します。
適正体重(kg)=身長(m)×身長(m)×22
生活習慣病の発症率が最も低いとされる、健康的な体を維持できる体重です。
理想体重(kg)=身長(m)×身長(m)×20
健康的で少し細い、適正体重よりも軽い体重です。
美容体重(kg)=身長(m)×身長(m)×19
女性が目標とすることが多いとされる、非常にスリムな体重です。
ダイエットを成功させるには!【まとめ】
ダイエットを成功させるために、またダイエットした後に体重を維持するためには色々な面に気を付けなければいけません。
体重を維持するためには、短期間で極端な制限をして体重を落とすようなダイエットではなく、継続して続けられる程度の食事制限や運動でゆっくり体重を落としていくのが理想的なダイエットと言えるでしょう。
ダイエットに失敗しやすい原因を確認して、健康的にダイエットを成功させましょう。