ダイエットは、無理のない食事制限と適度な運動で長期的に体重を落として痩せやすい体を作っていくのが理想的です。
しかし、「短期間で効果が見えないとやる気が続かない」「イベントまでにどうしても細くなりたい」という人も多いでしょう。
では、どうしてもダイエットには長い時間が必要なのでしょうか?
ダイエットも、方法によっては短期間、場合によっては数週間で見た目を変えるくらい痩せることができます。
そこで、通常のダイエットよりハードになりますが、短期間で痩せるための方法をご紹介していきます。
1日で痩せることは可能か
最短で1日で痩せることは可能でしょうか。
1日では、「体重を落とす」ことは可能ですが、「体脂肪を落とす」ことは非常に難しいでしょう。
例えば、1日水分を摂るのを控えれば1kg前後体重を落とすことはできます。
更に、ランニングやウォーキングをする、サウナに入るなどたくさん汗をかけば、さらに体重は減ります。
しかし、それで減るのは水分であって体脂肪ではないので、水分を摂ればすぐ元に戻ってしまいます。
数字上の体重が減るだけなので、1日だけどうしても体重を落としたい時などでない限りは控えた方がよいでしょう。
短期間で痩せるためには
本来、一般的の生活をしていれば人間の体重は短期間で何kgも減るものではありません。
適度な運動や食事制限を行って、1ヵ月で1~2kg程度落とすくらいが無理のないダイエットです。
しかし、短期間で大きく体重を落とすためには、通常のダイエットよりもそれなりにハードで効率の良い方法が必要になります。
食事制限を増やしたり、有酸素運動の時間を増やしたりなどです。
ダイエットに慣れていない人にはつらいかもしれませんが、逆に言えば短期間頑張るだけで目に見える効果が得られるということです。
2週間で見た目を変える
では、短期間とはどのくらいでしょうか。
1、2日程度では体重の数字を減らすことは可能ですが、体脂肪を減らすことはできません。
しかし、真面目にダイエットに取り組めば、2週間あれば見た目を変えることも期待できます。
真面目にと言っても特に変わったことをするわけではなく、食事制限と運動という一般的なダイエットと同じものになります。
ただし、短期間で見た目を変えるためには効率の良いダイエットが必要です。
食事制限も運動も、いくつかの方法を組み合わせることでより効率的なダイエットが可能です。
糖質制限
体重を短期間で落としたい場合に有効な方法として、糖質制限があります。
糖質を制限すると体重が非常に落ちやすいですが、糖質を完全に断ってしまうと、エネルギー不足による筋肉の分解や集中力低下の恐れがあるため、必要最低限は摂取するようにします。
1日の糖質摂取量の目安は、体重(kg)×1gとなりますので、体重60kgの人だと1日に60gとなります。
糖質を制限するには、砂糖などの糖分はもちろんですが、糖質と食物繊維でできている炭水化物や、野菜であっても根菜類も糖質が含まれているので注意が必要です。
しかし、肉や魚、卵などのタンパク質は、脂質にさえ気を付ければ摂っても構いません。
ご飯やパンが好きな人にはつらいかもしれませんが、他のものを食べられる分、空腹に悩まされることは少ないでしょう。
塩分制限
食事の際に、過剰な塩分の摂取にも気を付けましょう。
人間の体は、体内の塩分の濃度を保とうとします。
塩分の多い食事を摂ると、体内の塩分濃度を薄めようとして水分を求めるため、喉が渇きます。
そして、たくさん水を飲んでも、塩分濃度が高くなっていると排出されず体内に水分を溜めこんでしまいます。
不必要な水分が溜まっていくと体はむくみ、それが続くとむくみだけでなくセルライトの恐れもあります。
そのため、ダイエットにおいては塩分の多い濃い味の食べ物は控えるようにしましょう。
有酸素運動
痩せやすい体を作るためには、筋トレなどの無酸素運動も必要になりますが、短期間で痩せるとなると、痩せやすい体を作ってゆっくり体重を落とす、ではなく体脂肪の燃えやすい有酸素運動が必要になります。
ウォーキングやランニング、サイクリングなどのゆっくり長時間行う運動のことを有酸素運動といい、体内に酸素を取り込んで脂肪を燃焼させるため、ダイエット効果の高い運動です。
運動に慣れていない人は、負担の少ないウォーキングから始めるのがよいですが、短期間で体重を落とすとなると、ウォーキングより消費カロリーの高いランニングなどを長時間行うとよいでしょう。
また、時間が取れない場合はエレベーターの代わりに階段を使ったり、通勤時に一駅前で下りて歩くようにするなど、普段の生活に組み込むのも効果的です。
2週間で痩せる!!【まとめ】
ダイエットというと長くて苦しいイメージがありますが、効率よく取り組めば短期間でのダイエットも決して不可能ではありません。
前述した以外にも食事制限や運動方法は色々ありますので、自分に合った方法をいくつか組み合わせて格好良い見た目を手に入れましょう。