ダイエットや美容に良さそうなイメージのある炭酸水、その具体的な効果はご存知でしょうか。
炭酸水は、飲料としてそのまま飲んだり何かに混ぜて飲んだりすることも多いですが、それ以外にも色々な使い方で美容効果があります。
美容に効果のある炭酸水、その実際の効果と使い方を確認していきましょう。
炭酸水の効果
炭酸水とは、水と二酸化炭素でできたものです。
炭酸には様々な効果がありますが、その一つに「血行促進」効果があります。
炭酸は非常に小さな分子のため、肌に付けると皮膚から浸透して毛細血管に運ばれます。
炭酸は二酸化炭素でできているため、体内に浸透すると酸素不足の状態になります。
すると、体が酸素を必要として、血管を拡張させて血流を良くしようとします。
これが血行促進の作用です。
さらに、血行が良くなると細胞が活性化され、新陳代謝も促進されます。
また、二酸化炭素には、体内に溜まる疲労成分の乳酸を流して体外に排出する作用があるため、疲労回復効果も期待できます。
体内ではなく体外の作用として、炭酸が皮膚に付いている皮脂の汚れや老廃物を吸着して、汚れを落としてくれるという効果もあります。
そして、肌に付けるのではなく飲むことでの効果として、腸を刺激し運動を活発にすることで、排便を促進します。
このように、炭酸水には血行促進・疲労回復・美肌・整腸作用など、非常に多くの効果が期待できます。
炭酸水の使い方
炭酸水の使い方には、大きく分けて2つあります。
飲む
食前に炭酸水を飲むことで、炭酸によって満腹感を得ることができるので、その後の食事量を減らすことができます。
空腹時に飲むことも効果的で、炭酸水を飲んで空腹を抑えることで、間食をせず余計なカロリーを摂るのを防ぐことができます。
また、飲んだ時にも肌に付けた時と同じように、二酸化炭素を取り込むことで酸素を取り込むために血行を促進させる効果が期待できます。
他にも、乳酸を排出させる疲労回復効果、腸を刺激することによる排便効果も、飲むことでも期待できます。
肌に付ける
炭酸水は、直接肌に付ける他に、洗顔料などに混ぜて使う方法もあります。
直接使う場合は、洗顔後のスキンケアの前に、顔全体に付けるのが効果的です。
炭酸水によって汚れが取れ、その後に付ける化粧水や美容液が肌に浸透しやすくなり、効果が高くなります。
洗顔料に混ぜるのも効果的です。
洗顔料を泡立てる時に、水の代わりに炭酸水をで泡立てることで炭酸が皮脂の汚れなどを吸着するため、通常よりも汚れを綺麗に取り除くことができます。
さらに、汚れが取り除かれることによって肌の新陳代謝(ターンオーバー)が促進され、美肌にも繋がります。
また、美容室などで行われるヘッドスパも、炭酸水を使えば自宅で行うことができます。
髪に炭酸水をかけて、頭皮マッサージを行うことで、血行が促進され、ヘアサイクルを整えることができます。
洗顔料と同じように汚れを取り除く効果もあるので、髪も綺麗になります。
炭酸水を使う場合の注意点
炭酸水を飲む時は、水と二酸化炭素のみで作られた炭酸水を使い、糖分やその他成分が混ざっていないものを飲みましょう。
特に糖分が混ざってしまうと、カロリーが増えてしまうためダイエットには逆効果になる可能性があります。
また、炭酸水は刺激が弱酸性ではありますが刺激があるため、体質や体調によっては肌や胃に負担をかけてしまうことがあります。
もし異常を感じた時には、すぐに使用をやめるようにしましょう。
炭酸水の効果とは?【まとめ】
炭酸水は、飲んでも肌に付けても美容効果があります。
しかも、血行促進・疲労回復・美肌・整腸作用など、非常に多くの効果が期待できます。
自分に合う使い方で使用して、綺麗な体を目指しましょう。