人の体の中で太りやすい部位の一つに、太ももがあります。
上半身は痩せているのに、太ももだけ太くて困る、なんて悩みを持っている人も多いのではないでしょうか。
その太ももの中でも、特に痩せにくいのが内ももの部分です。
ではなぜ内ももは痩せにくくなっているのでしょうか。
その原因と、引き締め方をご説明していきます。
なぜ内ももは引き締まりにくいのか
脂肪は、体の中心に近付くほど付きやすくなっています。
お腹や背中はもちろんですが、腕だと手首よりも二の腕、足だと足先よりも太ももに脂肪が付きやすいのです。
そして、内ももは日常生活において動かすことが少ないため、筋肉が付きにくい部位でもあります。
普段の動きを考えてみると、歩く時に前後に動かしたり、曲がる時に外側に動かすことはあっても、内側に動かすということはほとんどありません。
そのため、意識して動かさないと内ももの筋肉は発達しにくいのです。
さらに、パソコンなどのデスクワークや、車や電車の交通機関の発達など、現代の生活においては座ることが多くなっています。
これは内ももだけではなく、足全体の問題になりますが、立ったり歩いたりよりも座ることが多いと、足の筋肉が積極的に使われないため、衰えてしまいます。
また、座っている時間が長いと筋肉が衰えるだけではなく、血流も悪くなり、老廃物も溜まりやすくなります。
これらの理由から、内ももは筋肉が少なく、引き締まりにくい部位なのです。
内ももを痩せるためには
内ももが痩せにくいのは筋肉がつきにくいからなので、引き締めるためには鍛えて筋肉をつければいいということになります。
しかし、前述の通り内ももは意識して使わないと鍛えにくい部位です。
試しに、両膝を内側に押し付けるようにして力を入れてみましょう。
ほとんどの人が、非常に力が入れにくいはずです。
その力の入れにくさが、筋肉が発達していないということなのです。
この状態から筋肉を鍛えていくことが必要になりますが、日常生活において内ももを主に使うような動作はほとんどありません。
歩く時に前足を出す、後ろ足を蹴る、立ったり座ったりする時に膝を曲げる、伸ばすなど、上下や前後に動くことは多いですが、内側に向かって力を入れる動作は非常に少ないのです。
そのため、内ももはトレーニングで鍛えることになります。
内ももを鍛えるトレーニング
では、具体的に内ももを鍛える方法を確認していきましょう。
ジムなどで専用のトレーニング用具を使っての筋トレもいいですが、ここでは自宅でもできる方法をご紹介していきます。
両膝でペットボトルを挟む
椅子に座っている状態で、ペットボトルを両膝で挟んで落とさないようにキープします。
最初は空のペットボトルで始めて、慣れてきたら水を加えて重くしていくとよいでしょう。
寝ながら行う場合は、両膝を上げた状態でペットボトルを挟んでキープしましょう。
寝ながら行うと、両足を上げるのに腹筋を使うため、腹筋のトレーニングにもなります。
片足立ち
片足で立って、そのまましばらく体勢をキープしましょう。
片足で立つことで、左右のバランスを保つために内ももと外ももが両方鍛えられます。
さらに、上げている方の足を左右に振ることで、より効果が高くなります。
内ももが痩せない?【まとめ】
内ももは普段使われることが非常に少なく、鍛えるのも他に比べると難しい部位です。
しかし、仕事しながらや生活の合間に鍛えれば、徐々に筋肉もついて引き締まった足を作ることができます。
スラっとした美しい足を手に入れるため、継続してトレーニングを行いましょう。