くせ毛だと毎朝の髪のセットに困ることが多くありませんか。
また、せっかくワックスやオイル、ヘアアイロンなどを使ってセットしても、会社や学校に着いたら髪型が崩れていたり、前髪だけハネたりうねったり、なんてこともあるのではないでしょうか。
特に雨だったり湿気の多い日などは、非常に髪がまとまりにくくなります。
では、なぜ湿気が多いと髪のセットが難しくなるのでしょうか。
その原因と、どうすれば髪がまとまりやすくなるかを確認していきましょう。
なぜ湿気で髪がまとまらないのか
湿気の多い日に髪のまとまらない理由は、髪の水分量の変化によるものです。
通常、髪の水分量は10~15%です。
しかし、髪は水分を吸い込みやすい性質を持っているため、湿度が高いと髪の水分量が上がってしまいます。
湿度の高い梅雨時などは30%近くまで上がってしまいます。
そして、髪の水分量が上がることで、髪が膨張して真っすぐの状態を保てなくなります。
これが、湿気の高い日は髪がまとまりにくい理由で、髪をセットしてもすぐに取れてしまうのも同じ原因です。
また、髪がダメージを受けている場合も髪はまとまりにくくなります。
髪にダメージがあると、水分量は少なく乾燥した状態になるため、通常の状態よりも水分を吸い込みやすくなります。
そのため、湿気によって髪もより一層まとまりにくくなってしまいます。
湿気に負けない方法
湿気によって髪がまとまりにくい原因は分かりましたが、ではどのように髪をまとめればいいのでしょうか。
縮毛矯正
一番効果が高いのが、美容室で縮毛矯正をあててしまうという方法です。
ヘアアイロンで伸ばしたり、広がりを抑える必要がなくなるので、毎日の髪のセットが非常に楽になります。
また、髪質自体も広がりにくくなるので、湿気が多いから髪型が乱れるということも少なくなります。
縮毛矯正というと、すごく真っすぐになってボリュームを出しにくいという心配があるかもしれませんが、ボリュームの多い部分だけにしたり、毛先だと伸ばしたりなど色んな方法があるため、好みの髪型を美容師さんに相談して、自分に合った方法で行うとよいでしょう。
スタイリング
ワックスやムース、スプレーなどのスタイリング剤を使うことで髪型をキープする方法です。
髪質や好みの髪型によって使うスタイリング剤は異なりますが、髪の流れをまとめることができ、さらに髪の表面を包んで湿気による水分の吸収を抑えて髪が広がるのを防ぐことができます。
柔らかめのスタイリング剤だと、髪が乱れても手で整えることができたり、固めのスタイリング剤だと髪が乱れにくかったりと、様々な種類がありますので、好みも髪型や髪質に合わせて使用しましょう。
ヘアケア
トリートメントを行うことで、髪の水分量を均一化させて、湿気を吸収させないようにする方法です。
髪のダメージを補修したり、髪にツヤを与えたりすることもできるため、湿気対策以外にも効果があります。
髪のダメージを抑える、補修するだけでの髪がまとまる場合もあるので、一番最初に試してみるのもいいでしょう。
くせ毛の人のための湿気対策!【まとめ】
くせ毛の人にとって、毎日のヘアセットと髪のキープは大変かもしれませんが、ちゃんと対策を取ることで、広がりを抑えて、まとまりのある髪にすることができます。
適切なヘアメイクを行って、湿気に負けない髪型をキープしましょう。