特に意識しているわけでもないのに、気付いたら貧乏ゆすりをしていることはありませんか?
また、隣の人が貧乏ゆすりをしていて、気になるのに指摘できずに困ることはありませんか?
どちらにしても貧乏ゆすりにあまり良いイメージを持っていない人は多いでしょう。
ここでは貧乏ゆすりの原因と対処方法、また実は悪いことばかりではないメリットについても紹介していきます。
貧乏ゆすりの原因
まず、貧乏ゆすりをしてしまう原因とはなんでしょうか。
原因が正確に解明されているわけではありませんが、可能性の高い理由を紹介します。
ストレス
イライラしていたり強い不安があると、体が強張ってしまいます。
その強張った体をほぐすために、小刻みに体を動かしてしまうという、説です。
脳の働きの制御
物事を考えこんだり、何かに集中している時、脳の働きがそのことに集中してしまいます。
大脳は体の動きを制御しているため、他の事に大脳の働きを取られ、体の動きを抑えられない、という説です。
血行改善
ずっと座っていると、下半身の血流が悪くなります。
悪くなった血流を良くするために、足を動かしている、という説です。
病気
「レストレスレッグス症候群」という病気があります。
レストレスレッグス症候群では、体を動かしていない時は腕や足を動かしてしまいます。
貧乏ゆすりの対処方法
意識せずに行ってしまう貧乏ゆすりですが、一般的には悪いイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。
行儀が悪い、落ち着きがない、期限が悪い、など実際にはそんなことはなくても周りにはそう見えてしまうかもしれません。
原因の次に、貧乏ゆすりを止める方法も見ていきましょう。
気分転換
勉強でも仕事でも、ずっと頭を使っている時は、合間に少し頭を休めてみましょう。
軽く休憩を取ることで、自分が貧乏ゆすりをしていたら、気付くことができますし、脳を休めることで抑えられるかもしれません。
また、適度に休憩を取ることで頭脳労働の効率も上がるでしょう。
軽い運動
デスクワークなどで座る時間が長い場合は、ストレッチをしたり背伸びをしてみるなど、軽く体を動かしてみましょう。
休憩にお手洗いや休憩室に行くのもいいでしょう。
軽く体を動かすことで血流が良くなり、貧乏ゆすりを抑えることができるかもしれません。
意識する
貧乏ゆすりは意識して行っているわけではないため、自分で気付くことは難しいかもしれません。
しかし、もし気付いたら、貧乏ゆすりをしている、ということがあったら、気付いていない時もしている可能性がある、ということを意識しましょう。
気付いたら止めるのはもちろん、定期的に意識するようにしてみるといいでしょう。
また、頻繁に貧乏ゆすりをしてしまう場合は、自分がどんな時にしていることが多いかも考えてみましょう。
イライラしている、考え込んでいる、ずっと同じ姿勢でいるなど、色々考えられます。
それが分かれば、原因を取り除くことで抑えることができるかもしれません。
生活習慣の見直し
普段の生活で、身体的・精神的ストレスがあった場合は、生活習慣を改善することを心がけましょう。
バランスの良い食事、適度な睡眠を心がけ、疲労やストレスを抑えることで、貧乏ゆすりが収まる可能があります。
貧乏ゆすりのメリット
悪いイメージの多い貧乏ゆすりですが、すべてが悪いというわけではありません。
健康的なメリットもあります。
それは、足を小刻みに動かすことによって血流が良くなるということです。
血流が良くなることで、体温が上がって冷え性の対策になったり、同じ姿勢で長時間座っていることで静脈に血栓ができるエコノミー症候群の予防にもなります。
あえて貧乏ゆすりを行う、とまではいかなくとも、そういうメリットもあるということは知っておいてもいいでしょう。
貧乏ゆすりの原因とは?実はメリットもある貧乏ゆすりの原因と対処法!【まとめ】
いつの間にか行ってしまう貧乏ゆすり、メリットがもあるとはいえ社会的にはよく思われることはないでしょう。
そのメリットも定期的に体を動かすことで代わりになります。
もし周りの人を見て気になったことがある人は、自分も貧乏ゆすりをしてみないか意識してみましょう。
そして、してしまっていた場合は人前でだけでも抑えるように心がけるとよいでしょう。