肩こり、首こりを簡単に解消！運動する時間が取れない人に、職場でもできるストレッチ！

多くのデスクワークの人にとって、慢性的な悩みに肩こりや首こりがあります。

可能であれば、完治させて気持ち良く生活したり仕事に取り組みたいものですが、普段から肩こりや首こりに悩まされている人にとっては完治させるのは難しく、治したとしてもまた再発してしまうことも少なくありません。

適度な運動を行うことができれば、体がほぐれて肩こりも軽減されますが、仕事をしている人にとって毎日運動時間を確保するというのは難しいかもしれません。

そんな人のために、仕事の合間にもできる肩こり・首こり解消方法をご紹介していきます。

肩こり・首こりの原因とは？

肩こり・首こりが起こる原因は、身体の歪みである場合がほとんどです。

同じ姿勢をずっと続けていることにより、同じ場所に負荷がかかり続けて、血流が悪くなって疲労が溜まったり、左右のバランスの悪い姿勢でいることで余計な負荷がかかって首や肩がこってしまいます。

具体的に負担のかかりやすい姿勢としては、以下のような姿勢があります。

足を組む癖がある人は、例えば右足がずっと上など、無意識に組む足が一定であることがほとんどです。

足をずっと組んでいると、左右のバランスが悪くなるため、片側にだけ負荷がかかり続けることになります。

足を組まずに座るのが一番ですが、どうしても組んでしまう場合は左右の足を組み替えてみると少しは楽になるかもしれません。

仕事上でどうしても長時間使用しなければいけない場合は仕方ないかもしれませんが、同じ姿勢でずっとパソコンやスマートフォンを使っていると筋肉が固まり、さらに姿勢が悪いと体の歪みに繋がります。

パソコンやスマートフォンは、のぞき込むように首を前に出したり、肩が丸まって猫背になるような姿勢で使ってしまうことが多いため、使う時はのぞき込まない、姿勢を良くして使うということを意識するとよいでしょう。

また、1時間おきに軽く体を動かしたりストレッチをするなどだけでも行えば、固まった姿勢を動かすことになり、肩こりや首こりを抑えることができます。

荷物を持つ時、ずっと同じ側の手で持っているとそちら側にばかり負荷がかかってしまうため、手だけでなく体全体のバランスにも影響を及ぼします。

長時間持つ場合は、適度なタイミングで左右の手を持ち替えたり、左右均等になるように荷物を振り分けたりするとよいでしょう。

それでは、職場でもできるこりをほぐす方法「PNFトレーニング」についてご説明していきます。

PNFトレーニングとは、「Proprioceptive（固有受容性感覚器）」「Neuromuscular（神経筋）」「Facilitation（促通）」の頭文字を取ったトレーニングです。

身体の感覚受容器を刺激して、弱まった筋肉と脳神経の結び付きを活性化させていくことで、人が本来持っている運動機能を引き出していくことができます。

肩こりや首こりを直接ほぐすのではなく、筋肉や体の動きを正常にすることで肩こりなどになりにくい体を目指す、というのが「PNFトレーニング」です。

それでは、PNFトレーニングの具体的な方法を確認していきましょう。

PNFトレーニングとは、体を動かそうとする方向に、逆向きに力を加え軽い抵抗を入れて、静止させる運動です。

ここではいくつかの例をご紹介しますが、こっている部分のどこで行ってもよいでしょう。

頭を前後左右に倒すようにして、逆向きから手で押さえて首に力を入れていきます。

例えば頭を後ろ向きに倒す時は、頭の後ろに手を置いて前向きに力を入れて、頭を倒す首の力と手で押す力を同じくらいにします。

見た目には動いていないような状態になります。

最初は弱めの力で押さえて、少しずつ力を入れていくようにしましょう。

さらに、力を入れる時に息を吐いていくようにするとより効果的です。

右手の手のひらを背中の首の下あたりに置きます。

この際、右肘は顔の右横あたりにくるようになります。

左手は右肘を前から押さえ、右肘は前に下ろしていくように力を入れます。

そして、左手で前から同じくらいの力で右肘を押します。

首と同じように前後の力が拮抗して、見た目には止まっているようになります。

息を吐きながら少しずつ力をを入れていきましょう。

右肩の後は、左右逆にして左肩も行いましょう。

肩こり、首こりに悩まされている人は、こまめに体を動かせば解消しやすいですが、働いている人は自由に使える時間も多くありません。

仕事中にもできるPNFトレーニングで、一時的にではなく、体の動きを正常に戻してしまえば、肩こり、首こりになること自体が少なくなります。

合間の時間などに行って、健康な体を手に入れましょう。